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目についての知識
近視や近視手術を正しく理解するために、人間の眼の仕組みを見てみましょう。
人間の目の構造はよくカメラにたとえられますが、その構造は基本的に一緒です。
眼の構造

角膜
一番外側にあるのが「角膜」です。
外気に直接触れる部分ですので、まばたきすることによって涙が供給され、消毒されるとともにホコリやごみを洗い流します。透明な膜で、上皮層、ボーマン膜、実質層、デスメ層、内皮層の五層から成ります。厚さはおよそ0.5〜0.6mmです。
レーシックは再生しない実質層にエキシマレーザーを照射して削るため、治療後に安定した視力が得られます。照射の影響はデスメ層や内皮層には及びません。

水晶体
水晶体は凸レンズの形をしており、毛様体に付属したチン氏帯という糸状の組織で引っ張られています。遠くを見る時、毛様体は緊張が取れて水晶体が薄くなっています。その時、光は網膜に像を結びます。近くを見た場合、薄い水晶体では、焦点は網膜より後方に結んでいます。
焦点を合わせるために毛様体が緊張し、チン小帯が緩んで水晶体が厚くなります。厚くなった水晶体が光を網膜まで引き寄せます。
網膜と視細胞
光は網膜の黄斑部に像を結びます。黄斑部には光を感じる視細胞がありますが、近視で軸が伸びると細胞の密度が小さくなり、物を見分ける能力が低下します。子供は軸が短いので、細胞密度も高く、1.0以上の視力が普通です。しかし、細胞密度が低下したり、老化で細胞の数が減った時は、レンズで矯正しても1.0の視力に達しない弱視になることがあります。
近視が悪化するしくみ
網膜にシャープに映像を映し出すためには、水晶体による調節が必要になります。この調節は水晶体自身でなく、水晶体を支えている毛様体の作用により行われます。
しかし、近くを見続けるなどして毛様体の緊張が続くと偽近視(仮性近視)になり、その状態が習慣化すると眼の軸が伸びて近視になります。成長期にある若い人、近視が重い方、長時間コンピュータ作業をする方などは眼軸が伸びやすい傾向があり、特に注意が必要です。
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