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レーシック、アメリカでは年間100万人以上
最も普及している国は「アメリカ」
世界で初めてレーシック手術が行われたのは1990年。意外なことに場所はギリシャです。しかし、その後爆発的に普及したのはアメリカです。1995年にアメリカ食品医薬品局(FDA)がエキシマレーザーの使用を認可。1998年以降屈折矯正手術の主流となりました。日本では、2000年1月に厚生省(現・厚生労働省)がエキシマレーザーの使用認可を出してから普及し始めていますが、アメリカと比べればまだまだ。
安全性についての認識も、アメリカの方が進んでいます。2009年、アメリカの医学誌「Archives of Ophthalmology(眼科学)」11月号にて、近視に対するレーザー手術は長期的に見ても安全であるという研究結果が発表されています。
アメリカではパイロットや宇宙飛行士も
アメリカで手術が急速に普及した原因は、その安全性が広く認知されたためだと考えられています。そして、もうひとつは手術の快適性。手術中痛みをほとんど感じないですむこと。しかも手術後の視力回復が早いことも大きな要素です。
現在では、米国国防総省により戦闘機のパイロットへのカスタムビューレーシック(CustomVue LASIK)が承認されています。その後、スティーブン・シャルホーン医師が海軍パイロットへのイントラレース(IntraLase)とカスタムビュー(CustomVue)を組み合わせた手術(iLASIK)での安全性とその効果を調査した広範囲な臨床データを発表。米国国防総省の報告では、アイレーシック(iLASIK)を受けたほぼ全ての海軍パイロットに、航空母艦への着地能力と射撃技能の向上が認められている、と報告されています。このように、高い判断能力が求められる軍用機パイロットに唯一認められた矯正手術が、アイレーシック(iLASIK)なのです。アメリカ人のスチーブ・シャホーン医師は「兵士の視力を向上させることは、軍隊の力を増すことであり、新しいウェポン(兵器)に匹敵する。戦力を向上させるという意味ではアメリカ軍はレーシックを兵器ととらえているのだ。だから兵士は無料で手術を受けられるプログラムが存在する」と話しています。
そしてその後、アメリカ国立航空宇宙局(NASA)にて宇宙飛行士への使用が承認されました。
「ティーカップがバケツに見えたよ」
アメリカで爆発的に増えたもう一つの大きな理由は有名人です。日本でも大きく報じられたのがプロゴルファーのタイガーウッズ。手術を受けた後「ティーカップがバケツに見えたよ」という名言を残し、華々しい成績を上げたのです。これにより、視力回復手段として、一気にアメリカ中に広まったのです。
「プレゼント」にまで普及したレーシック
アメリカでの治療は、毎年100万-130万件以上行なわれていると見られます。 手軽に短い時間でできるため、合理主義者のアメリカ人たちには人気があるようです。 この数値から判断すると、アメリカでは近視の人の10人にひとりがレーシック治療を受けている計算になります。
老眼の治療のためという人はまだ比較的少ないようですが、これも近年に著しく技術が進歩したため、これから徐々に増えていきそうな気配です。
こういった例もあります。ニューヨークの市場調査会社に勤務するあるビジネスマン、5歳のときからメガネをかけ、16歳でハードコンタクトレンズの使用を開始。その2年後にソフトコンタクトレンズに換えました。でも、飛行機に乗ると眼が乾き、趣味のダイビングもコンタクトレンズを落とさないかと不安でいっぱいでした。そこで、思い切ってレーシック手術を受けました。術後3日後には両眼とも視力が正常レベルに回復。「世界が変わった」と感想を漏らしているそうです。
また、別の中年女性は手術を受けて、裸眼で見える感動を味わいました。その喜びを分かち合いたいと、クリスマスプレゼントに近視の息子に手術をプレゼントして話題になりました。
このように、アメリカにおいてはすでにレーシックが「お誕生日プレゼント」や「クリスマスプレゼント」のレベルまで一般化しているのです。
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